6月下旬~7月に日本へ飛来する、セジロウンカとトビイロウンカ

セジロウンカとトビイロウンカが周年発生できる北限は、ベトナム北部や中国最南端の海南島の付近です。これらの地域で冬を越したウンカ類は、1月初めに移植される冬春作のイネで、2〜3世代増殖します。冬春作のイネの収穫期にあたる5月頃に、セジロウンカとトビイロウンカはベトナム北部などから飛び立ち、季節風に乗って中国南部に移動します。中国南部に飛来したウンカは、一期作目の生育期のイネで、1〜2世代さらに増殖します。中国南部のイネが収穫期を迎える6月下旬から7月にかけて、飛び立ったウンカは、梅雨前線に沿って発達する下層ジェット気流に乗って、日本へ。これに対して、ヒメトビウンカは一般的には長距離移動する性質は見られません。

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