畑作お役立ち百科事典
大豆のまめ知識!

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「万能散布バー」で大豆の畦間除草を効率化

飛散防止カバーを付ければ ドリフトも低減できますよ

新型万能散布バーで、さらに効率化!
今まで必要だったそれぞれの散布専用機が不要になります

上下2段式噴口。
大豆の葉ウラにも殺虫剤がしっかり散布できます。
宮城県古川農業試験場と北海道糖業株式会社の共同で現在開発中の新型万能散布バーは、無段階調節ノズルの上下2段式噴口が特徴。除草剤の畦間処理も病害虫防除もこの散布バーひとつで処理できます。
上下2段式噴口。
大豆の葉ウラにも殺虫剤が
しっかり散布できます。

非選択性除草剤の畦間処理で 高収量・高品質な大豆栽培をめざす

宮城県古川農業試験場
水田利用部植生生態班
平 智文さん
大豆の畦間処理装置で雑草防除技術の開発に従事する、宮城県古川農業試験場 水田利用部の平 智文さんに、新しい除草技術についてお話を伺いました。
宮城県古川農業試験場
水田利用部 植生生態班
平 智文さん

選択性除草剤で効果が劣る雑草をどうするかが課題

宮城県では、播種後に土壌処理タイプの除草剤、約1ヵ月後に中耕培土、その後の大豆生育期には、後発生してきた雑草に茎葉散布タイプの選択性除草剤を散布するのが主流です。
「茎葉散布タイプの選択性除草剤は、効果の劣る雑草が選択され残草するので、手取り除草が必要になります」と語る平さん。こうした課題を受けて検討されたのが、非選択性除草剤による畦間処理でした。

非選択性除草剤で大豆の畦間処理を実施。選択性除草剤の散布後に 残草した強害雑草を、みごとに一掃できました。
非選択性除草剤で大豆の畦間処理を実施。選択性除草剤の散布後に
残草した強害雑草を、みごとに一掃できました。
“万能散布バー”を装着した ブームスプレイヤーによる大豆の畦畔除草
“万能散布バー”を装着した
ブームスプレイヤーによる大豆の畦畔除草

イヌホオズキ類、シロザなどの強害雑草を、非選択性除草剤で除草

大豆圃場の手取り除草は重労働。20haの場合、 20人で1週間かけて除草します。
大豆圃場の手取り除草は重労働。20haの場合、
20人で1週間かけて除草します。
今回、平さんと北海道糖業(株)農業機材課により共同開発されたのが「大豆の畦間処理装置“万能散布バー”」。ドリフトすることなく大豆の畦間へ的確に散布できるので、散布水量が通常より少なくて済み、畦間を効果的に除草することができます。
「イヌホオズキ類やシロザなどの強害雑草に、非選択性除草剤のプリグロックスLを散布しましたが、大豆の畦間がすっかりきれいになりました。プリグロックスLは、誤って飛散した場合はその部分だけしか枯れないので、畦間除草には最適です」と話す平さん。

除草剤も殺虫剤・殺菌剤も北海道糖業(株)製「万能散布バー」で散布

平さんたちは現在、大豆の営農コスト削減に貢献する新型の万能散布バーを開発中この散布バーひとつで、除草剤の畦間処理や、殺菌剤・殺虫剤の同時散布に使用できるので、効率的な作業が行えます。
「この万能散布バーは、上下2段式噴口なので、病害虫防除剤散布の際に大豆の葉裏にも散布できるのが利点ですね。所内で行なった紫斑病防除試験では、アミスター20フロアブルが最も効きめがシャープだったと聞いていますが、開発中の新型万能散布バーであれば、アミスターの散布もひとつのスプレイヤーで行なえるので、作業効率が上がるのではないでしょうか」。
殺虫剤を散布。上下2段式噴口なので、大豆の葉裏にも 殺虫剤がしっかり散布できます。
殺虫剤を散布。上下2段式噴口なので、大豆の葉裏にも
殺虫剤がしっかり散布できます。
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