畑作お役立ち百科事典
畑作殺虫剤の上手な使い方!

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畑の害虫を上手に防除するポイント 主要害虫の特徴と防除ポイント 殺虫剤の使用ポイント

畑の害虫を上手に防除するポイント

Q. 畑の害虫、上手に防除するにはどうすればいいの?
A.「殺虫剤の適期・適部使用」がポイントです!

畑作害虫の場合、収穫部への直接害は少ないので、少発生では実害が起きません。また、圃場・年次により発生量は異なるので、防除の必要性も変わります。「虫を見たらすぐ駆除」ではなく、「被害予測して密度管理、農薬の適期・適部使用」が“上手な防除”と言えるでしょう。

防除のタイミングを検討する

被害(時期・程度)の予測、発生・加害部位の特定などは、害虫の種類によって異なります。地域防除暦を参考に害虫名と生態の確認をして、薬剤防除タイミングを決めましょう。

殺虫剤にはさまざまな特性がある

散布剤では、一時的な密度低下が主目的になるので即効性はそれほど重要でない場合もありますが、遅効性の薬剤は緊急防除に不向きなので注意が必要です。残効期間の長さは薬剤によって異なり、ウイルス病対策や継続発生型の害虫を効率的に防除するには、残効性という特性を考慮して薬剤を選びましょう。
スペクトラム(有効な虫種)薬剤の登録内容で特徴を知る
即効性と遅効性 一般には即効的、BT・IGRは遅効性
残効期間の長さ 有機リン剤では短い傾向、IGR・ピレスロイドは長め
作用性 食毒・接触毒、ガス性、浸透移行性

処理方法と剤の特性

茎葉散布剤

茎葉散布剤

露出状態の虫には接触毒が、葉を食べる虫には食毒が有効。即効的なものが多く、発生や食害の途中経過を見ながらでも防除できます。ただし、害虫の生息部位により、農薬が虫体まで達しにくい場合もあるので注意してください。

土壌施用剤

土壌施用剤

播種時に施用された農薬は、幼苗の根から吸収され茎葉に移行。そのため、作物の生育初期の体内濃度は低く、施用ムラによる個体間差が出やすいので注意が必要です。残効期間は長いものが多く、一部にガス性を持つものもあります。

種子処理剤

種子処理剤

農薬が種子に直接吸収されて茎葉に移行するため、生育初期から体内濃度が高いのが特徴。そのため、有効性に空白期が少ないものの、発芽遅れも散見されます。「残効期間が長い、処理精度が高い、労力コストが低い」など利点が多いので、発芽不調などを薬害と評価すべきものかが課題と言えるでしょう。

※記事監修:鳥倉英徳(元・北海道病害虫防除所長)

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