いちばんやっかいなべと病はもちろん、灰色かび病、晩腐病を同時に予防できるのがいいね。|アミスター10フロアブル

体験レポート

ぶどう栽培において房づくりと並んで重要な作業なのが病害虫防除です。山梨県で1haのぶどうを手がける武井さんに、アミスター10フロアブルを使った病害虫防除の方法をお話いただきました。

ぶどうづくりのポイントは、房づくり、摘粒、病害虫防除の3つ


巨峰、ピオーネ、甲斐路など、1haのぶどうを手がけるのは、山梨県の武井健二さん。質の高いぶどうづくりのポイントは「房づくり、摘粒、病害虫防除」の3つ、と言います。とりわけ房づくりは、ぶどうの品質を左右する重要な工程。房づくりの適期を逃すと確実に品質に響く、と語気を強めます。「一本の結果枝に12房ぐらい実が成るんだけど、2房だけを残してあとは整理して、その2房を大事に育てていくわけ。巨峰の場合は、だいたい5月下旬か らその作業に入るんだけど、房づくりの適期はほんの一週間ほど。そこを外しちゃうと、ぶどうの品質に影響しちゃうんだ」。

房づくりと並んで重要な作業、と武井さんが位置づけるのは病害虫防除です。病害の場合、とりわけ問題なのは、甲斐路やロザリオビアンコに出やすいべと病だね、と武井さん。防除のタイミングがずれると、園地が全滅になるほどまん延してしまうそうです。「晩腐病は、3年に1回のペースの粗皮はぎ、灰色かび病は開花後の水洗いで耕種的防除を心がけてるんだけど、べと病は予防防除の徹底につきるね」。

収穫45日前まで使えるからお盆前の初物出荷には欠かせない


武井さんがアミスター10フロアブル(以下、アミスター10)を使い始めたのは、2001年ごろから。武井さんは、毎年、落花後と小豆大期にそれぞれ1回ずつ、袋かけ前の仕上げ防除としてアミスター10の1000倍液をスピードスプレイヤーで300L散布していらっしゃいます。

「アミスターのいいところは、べと病、灰色かび病、晩腐病が同時に防除できること。いちばんやっかいなこの三大病害が確実に予防できるからね」。

武井さんの地域では、8月のお盆前に巨峰の初物出荷が始まります。袋かけ前の最終防除が6月18日前後なので、収穫45日前まで使えるアミスター10は使いやすい、と言います。「ぶどうの場合、収穫前日数が長い剤が結構多いでしょ。そうすると、お盆前の出荷に間に合わない。この時期の出荷価格は通常よりもかなり高いから、アミスター10じゃないとダメなんだ」。

ぶどうの初物出荷では、武井さんの圃場での糖度・酸度検査の結果が、この地域の出荷開始日の判断基準になっているのだとか。主要病害の同時防除ができて使いやすいアミスター10。地域のリーダー的存在武井さんが認める定番です。

山梨県甲州市 武井 健二さん

 

 

 

山梨県甲州市 武井 健二さん

※掲載内容は取材当日のものです

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