最適な栽培方法を標準化するためにも、
農業のIT化は組織にこそ求められる。

2014/04/30(水)

農業生産、有機肥料の製造販売、産業廃棄物の収集・処理など、幅広い事業を展開する衛藤産業。なかでも農業生産は中心的な事業となっています。
今回は、Akisaiの導入により農業のIT化を推進し、より強固な組織づくりに取り組む衛藤勲社長に、Akisai導入の目的と効果について伺いました。

※写真をクリックすると大きい写真をご覧いただけます。


最初に、栽培作物、面積についてお聞かせください。

  • 衛藤社長

    衛藤社長

現在は白ねぎを8ha、はくさいを5ha、キャベツを2ha、スイートコーンを1.5ha、さつまいもを1ha、スイカを20aほど栽培しており、そのなかでさつまいもはすべて全農に出荷、その他の作物は大手コンビニチェーンや地域の市場に出荷しています。 また、有機肥料に関しては地域のJAを中心に販売させていただいています。


Akisaiはどのような目的で導入されたのでしょうか?

今までは栽培履歴や作業コストをノートやパソコンのExcelに記録していたのですが、見たい情報を見たいときに探すのが非常に手間でした。あるとき、私が参加している部会から「衛藤さんのところで試してみないか」とすすめられ、試験的にAkisaiを導入したんです。
今までノートやExcelに記録していた情報を簡単な手順でAkisaiに入力していくだけで見やすく整理することができるようになり、たとえば昨年のはくさいの栽培履歴を調べたいときは、検索窓に「はくさい」と入力するだけで、撮影した写真や出荷量、売上高など、はくさいにまつわるデータを一覧することができる。
さまざまな情報が一元化され、栽培管理ひいては経営管理の労力低減につながりました。

  • Akisaiでは「計画する」「記録する」「確認する」など、目的に応じてわかりやすく使えるよう配慮されている。

    Akisaiでは「計画する」
    「記録する」「確認する」など、
    目的に応じてわかりやすく
    使えるよう配慮されている。

  • 撮影日時、撮影社、場所などが自動的に整理され、見やすく表示される。

    撮影日時、撮影社、
    場所などが自動的に整理され、
    見やすく表示される。

  • 衛藤社長はAkisai内の画像データなど出力・ファイリングし、二重のデータ管理を励行している。

    衛藤社長はAkisai内の
    画像データなど出力・
    ファイリングし、二重の
    データ管理を励行している。


そのほかに、どのようなメリットがありましたか?

今までは作業コストを生産スタッフが逐一記録するのは非常に手間でしたので管理しきれない部分があったり、また、それを振り返る習慣もありませんでした。ところが、Akisaiなら費用が発生するごとにスマートフォンやタブレットでAkisaiへ入力するだけで自動的に明細を作成してくれますし、コストの画面を開くだけでそれを見ることができます。これにより「この費用はムダだから削減しよう」というように、スタッフ一人ひとりのコスト意識を高めることができました。これは、会社としても非常に大きなメリットです。
現在はモニター的な役割を担っておりますので運用費用をかなり免除されているのですが、仮に月10万円の費用がかかったとしても利用すると思います。


栽培管理の徹底やコスト削減のほか、栽培面でのこだわりなどはありますか?

農薬の使用方法に関しては、過去の振り返りはもちろん、地域の部会などへ積極的に参加して情報交換することが大切と考えています。上手に農業を続けるには、個人としての取り組みだけでなく、地域とのコミュニケーションが不可欠ですからね。
当社でも作物ごとにさまざまな農薬を使い分けているのですが、なかでも、「アミスター20フロアブル」は、ねぎのべと病対策に、「ジュリボフロアブル」は、はくさいの害虫対策に欠かせないものとなっています。


最後に、農業IT化を検討している読者の方々へメッセージをお願いいたします。

個人の生産者でしたら、独自のノウハウを自分の後継者へと伝承していくことができます。一方、農業法人や企業などの場合はどうでしょう。
優れた技術を持つ生産スタッフがいても、経験や勘をもとにしたノウハウを全体に行き渡らせることは難しい。つまり、過去の栽培履歴をデータベース化し、最適な栽培方法を標準化するためにも、農業のIT化は農業法人や企業などの組織こそ行うべきなのではないでしょうか。
また、そうでなければ新たな人材や新規就農者の獲得も望めません。人・企業・地域が潤うことのできる環境づくりに向けて、農業のIT化は大きな可能性を秘めていると思います。


◎衛藤産業の詳細はこちら
◎べと病、灰色かび病、菌核病を同時防除「アミスター(R)20フロアブル
◎幅広い害虫に、灌注処理で約1ヵ月の予防効果「ジュリボ(R)フロアブル

2014年4月30日掲載

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