農産物のトレンドを、今後の営農戦略づくりに役立てよう!

2013/04/30(火)

生産法人設立や特産品開発のコンサルティング、道の駅プロデュース、各種マーケティング調査など農林水産業の振興を手がける神奈川県厚木市の株式会社流通研究所。
今回は、農産物流通における最新トレンドについて、同社の釼持雅幸代表取締役にお聞きしました。


今年はどのような農産物が売れ筋になりそうですか?

日本農業新聞がスーパーや卸売会社など153社を対象に行なう「農畜産物トレンド調査」の2013年版によると、"売れ筋ランキング"のベスト3は野菜部門が「高糖度トマト」「スナップエンドウ」「安納いも」、果実部門はぶどうの「シャインマスカット」「ナガノパープル」りんごの「シナノスイート」の順となっており、多少の順位入れ替えはあるものの、2011~2013年のベスト3はほぼ同じ顔ぶれです。
こうしたランキングから読み取れるのは、高糖度トマトや安納いもといった「甘い野菜」が売れ筋として期待が高いことと、種なしで皮ごと食べられるようなシャインマスカットやナガノパープルなど、手間をかけずに食べられる果実も売れ筋と考えられているということです。


農畜産物トレンド調査では、スーパーや卸売会社が考える「野菜の売れる条件」も調査しているそうですね?

5年連続ですが、「価格」という回答がトップです。
景気低迷など経済的な背景を反映した低価格志向が強く、スーパーなどでも価格の安さをウリにした店づくりが昨今の主流となっています。
2位は「調理の簡便さ」、3位は「食味」ですが、過去の調査と比較して1位の「価格」との差が縮まってきています。


消費者の年代層によって、農産物の消費傾向はどのように異なりますか?

まず若年層では、コンビニの食品で食事を済ます人が増え、農産物の消費は減少しています。
ただ、同じ若年層でも、20~30代の女性の消費は増えており、美容やダイエットのために野菜や果物を消費する傾向が伺えます。
消費のメインボリュームを占める主婦層は低価格志向、中高年層は消費の量自体は少ないものの「品質や味」を重視している傾向が見られます。


今後は、どのような野菜の消費が伸びそうですか?

トマトやさつまいもに限らず、甘みのあるキャベツやにんじんなど、糖度の高い野菜の人気は今後も続くと思われます。それと、注目したいのは、じわじわと増えつつある中高年層のマーケットです。
一時的に消費が落ち込んでいた「れんこん」「さといも」などが、ここ数年の間に消費量を伸ばしているのは、中高年層の支えによるもの。
調理に手間がかかるものの、食味や栄養面に優れるこれらの野菜は、時間的にも経済的にも余裕があり、『せっかく食べるなら美味しいもの、身体にいいものを』という志向を持つ中高年層のニーズにマッチしているようです。
団塊の世代も含めた中高年層は、人口的にも増加傾向なので、今後の高齢化社会に向けたアプローチはますます重要になってくるのではないでしょうか。


◎トマトのおすすめ品種はこちら。
http://www.syngenta.co.jp/seeds/prod/?category_id=28

◎「株式会社流通研究所」について、詳しくは下記のウェブサイトをご覧ください。
http://www.ryutsu-kenkyusho.co.jp/index.html


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