「産地で聞いた!」イイ話

夏レタスの出荷量は全国トップ。太陽にいちばん近いレタスづくりを展開。

2016.08掲載


生育中の高原レタス(エスコート)。

夏場の冷涼な気候を活かし、夏レタスの出荷量国内一を誇る、JA長野八ヶ岳。
管内産地の標高の高さから「太陽にいちばん近い野菜たち」と呼ばれています。
今回は、レタスへの取り組みについて、JA長野八ヶ岳の農業部企画振興課中島常勝課長、同JA川上支所販売指導課の山田輝明さん、管内レタス農家の赤堀博之さんにお話を伺いました。

まず、産地のプロフィールについて教えてください。

中島課長

当JA管内では年間約591万ケース、約5万9千トンのレタスを出荷し、夏レタスの国内シェアではトップです。
品種はエスコート、スターレイ、シーカーなど。
レタスの播種は3月中旬から7月下旬まで、定植が4月中旬から8月下旬まで、収穫は5月中旬から始まって10月下旬まで続きます。
7~9月どりのレタスが夏レタスということになりますね。
管内は八ヶ岳の麓に広がっており、標高900~1500メートルに圃場があることから、夏場の冷涼な気候を活かして高品質なレタスをお届けしています。

管内産レタスの特長についてはいかがでしょうか。

中島課長

夏は日中が28℃ぐらいあっても夜温は10℃前後まで下がります。
こうした寒暖差により、夜の間にレタスがミネラルや糖分を蓄えることで、非常に甘み、旨みのあるレタスに仕上がります。
標高の高さゆえに大気中のチリや不純物が少なく、紫外線による光合成効率が高くなるようです。
小学校の社会科見学などで生徒さんが管内産レタスを食べると、味の違いにビックリすることが多いですね。
また、レタスの芯の部分には「ラクチュコピクリン」という安眠・リラックス効果のある苦み成分が多く含まれていることはあまり知られていないので、今後はそうしたヘルシー面での特徴もアピールしていきたいですね。

レタスの鮮度に関する取り組みが徹底されているそうですね。

中島課長

夏場の収穫作業は、まだ気温が上がらない深夜の1〜2時ごろからはじまります。
早朝から午前中にかけて集荷場に集まったレタスは、真空冷却装置で芯温5℃まで冷却し、いったん予冷庫に保管。
そこから専用の冷蔵トラックで市場まで運ぶコールドチェーンを構築しています。
保冷車ではなく、冷蔵機能を備えた専用の冷蔵トラックを全面的に使用することで、輸送中の温度変化がない極めて鮮度の高いレタスを出荷しており、通常のレタスと比較して1〜2日は棚もちがいいと出荷先からも高い評価をいただいています。

レタスの栽培に関しては、どのようなことにこだわっていらっしゃいますか。

中島課長

品種の選定、品種に応じた土づくり、効率的な病害虫防除などはもちろんですが、当管内ではすべてのレタス圃場に全面マルチを張ることを徹底しています。
圃場全面なので大きなコストと手間がかかりますが、マルチを張ることで「雑草の抑制」「肥料の流亡および河川への流出低減」「降雨時の泥はねによる病害の防止」といったメリットがあり、高品質なレタスづくりには欠かせません。

レタスの病害虫防除についてお聞かせください。

赤堀さん

管内では湿度が高く、霧などでレタスの葉が濡れやすい環境にあることからべと病の予防は必須です。
私のところでは、レタスを7haほど作付していますが、4年前から全圃場でレーバスフロアブル(以下、レーバス)を導入しています。
病害は結球始期までいかに抑えるかが勝負なので、私はローテーションの中で生育期前半に最低1回はレーバスを散布するようにしています。

山田さん

レーバスやフォリオゴールドは、べと病への予防効果が高いので安心して使えますね。また、オオタバコガやナモグリバエ対策にアファームエクセラ顆粒水和剤も重宝しています。

先日、南牧村直売所がオープンしたそうですね。

中島課長

地元の生産者の方々が直接、レタスなどの高原野菜を出荷しているので、新鮮な朝どり野菜が購入できます。
また、新鮮な高原牛乳、ヨーグルトや濃厚な牛乳ソフトクリームも大人気です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

関連製品

殺虫剤「アファームエクセラ顆粒水和剤
殺菌剤「フォリオゴールド
殺菌剤「レーバスフロアブル

ページの先頭へ戻る