「産地で聞いた!」イイ話

生産者と一体となった取り組みで、トップブランド「ゆめぴりか」が数々の賞を受賞。

2017.04掲載

大雪山系の雪解け水を利用し、高い栽培技術で高品質な「あさひかわ米」を手がけるJAあさひかわ。
3年前の取材以来、産地がどのように成長したのか、その水稲への取り組みについて、同JA営農企画部米穀農産課の佐藤崇之課長と調査役の上原由大さん、同JA生産者の石山俊也さん、鈴木正敏さん、村田典彦さんにお話を伺いました。

3年前の取材から、産地の概要はどのように変わりましたか。

上原さん

JAあさひかわ管内では、大雪山系の雪解け水や寒暖の差が大きいことなどの環境条件を活かし、各生産者の方々が技術向上に切磋琢磨しています。
管内の水稲作付面積は2770haで、主要3品種は、「ななつぼし」1200ha、「きらら397」460ha、「ゆめぴりか」は600ha。
最も注力している「ゆめぴりか」は3年前と比べて250ha増加しました。

「ゆめぴりか」は、8年前から作付けを開始しました。
「ゆめぴりか」の全道基準品はタンパク含有率が7.4%以下であることが必要です。
以前はその基準品出荷率が満足できない数字だったのですが、生産者の方々と一緒に栽培方法を検討し、圃場に応じた肥培管理や水管理を試行錯誤してきた結果、年々右肩上がりで成績が伸び、昨年のJAあさひかわ管内産ゆめぴりかの基準品出荷率は85%にまで達しました。

ブランド米に対する取り組みについてはいかがでしょうか。

上原さん

当JAのトップブランドは「特別栽培米ゆめぴりか」です。
3年前は特別栽培米部会の生産者が23名、作付30haでしたが、現在は32名、70haに拡大しました。
 道内の「YES!clean米」は、化学農薬を慣行使用成分数から半減させた11成分ですが、当JAの「特別栽培米ゆめぴりか」は、さらにその半分に近い6成分で栽培。
JGAPの団体認証取得も目指して活動中です。
玄米の買取金額も生産者がより意欲の出るレベルの格差をつけており、高い技術と意識レベルを持った部会員の方々によって、高品質なブランド米が生産されています。
部会産のゆめぴりかは、設立当初から5年連続全量基準品の出荷実績を達成
しています。

そのゆめぴりかで、様々な賞を受賞されたそうですね。

上原さん

昨年開催された、北海道米の新たなブランド形成協議会主催の「第二回ゆめぴりかコンテスト」で、当JA管内産ゆめぴりかが上川地区(12地区参加)の中で地区金賞に輝きました。
また、北海道米麦改良協会主催の「第54回北海道優良米生産出荷共励会」の生産グループの部第1部で、当JA特別栽培米部会が最優秀賞を受賞するなど、各方面から評価をいただいています。
これもひとえに、生産者の皆さんとJAが一体となって高品質な米をつくろうという意識が高まってきた結果だと思います。

ゆめぴりかを使った甘酒も大人気だそうですね。

佐藤課長

管内産ゆめぴりかと米糀、大雪山連峰からの伏流水を使用し、お米と米糀だけで作った無添加の「ゆめぴりか甘酒」です。
旭川空港、道の駅、農産物直売所「あさがお」、えぞっこマーケットなどで購入できますが、昨年は年産3万本が半年で完売になってしまいました。
このたびの「第3回JAグループ6次産業化商品コンテスト」でも大賞を受賞したヒット商品です。

お三方に試験していただいたミネクトスター顆粒水和剤についてお聞かせください。

石山さん

従来は、イネドロオイムシなどの害虫を対象に2種類の殺虫剤を混用して、田植え数日前に施用していました。
昨年、ミネクトスター顆粒水和剤(以下、ミネクトスター)を試験したんですが、問題害虫だったイネドロオイムシにすごく効きましたね
ウンカ類も問題なかったです。
一剤で済むのでコストも下がるし、混用の手間も省けるので、今年からはミネクトスターだけで行こうと思います。

鈴木さん

以前使っていた剤よりも、イネドロオイムシに効きますね。
となりの圃場はドロオイにやられて、真っ白になってましたけど、うちは全く問題ありませんでした。
村田さん うちは従来、6月下旬過ぎに殺虫剤を本田散布していたんですが、ミネクトスターはそれが省力できるので楽ですね。

 

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