「産地で聞いた!」イイ話

厳しい品種選定試験と徹底した防除で肌つやがきれいな美肌だいこんを栽培。

2017.08掲載

北海道十勝のブランドだいこん「大正だいこん」の産地として知られる、JA帯広大正。
平成元年に栽培が始まり、現在では管内の栽培面積が300haにもおよび、6月下旬から10月上旬までの4ヵ月間に渡り大正だいこんを出荷しています。
今回は大根生産部会の道下隆宏会長と、JA帯広大正の上野雅哉さんに、高品質なだいこんを栽培する産地としてのこだわりについてお話を伺いました。

現在の産地の状況をお聞かせください。

道下部会長

「蒼の砦」という品種を中心に地域全体で4品種を栽培し、大正だいこんとしてブランド化しています。
「蒼の砦」は春だいこんで、寒さに強く、つやがあり、揃いがよく生長するのが特徴です。5月、6月とはいえ、大正は気候が厳しく、30度になる日もあれば、雪が降るような日もあります。
そういった気候の影響をできるだけ受けずに、安定して収穫できる品種を探していたところ、「蒼の砦」に出会いました。

品質の良い大正だいこんを栽培するために、毎年、品種選定試験を行っているそうですね。これはどのように実施されていますか。

上野さん

生産者の方の畑を借りて各メーカーの新品種を栽培し、大正の気候風土に適した品種を選定しています。
チェック項目はだいこんの形状や肌つやのよさ、晩抽性、耐病性、耐生理障害など多岐に渡ります。
候補となる品種は数年に渡って栽培しながら絞り込んでいるのですが、採用するのは100品種のうち1つか2つですね。
道下部会長 量販店や市場に出荷をするので、店頭で少しでも長く棚もちすることも大切です。
出荷先に着いてすぐに傷むようなものではなく、ある程度の期間、新鮮さが保てるような品種であることも重要視しています。

栽培で苦労されているのはどのような点でしょうか。

道下部会長

やはり病害虫の防除ですね。
帯広は畑作が中心で、生産者の多くはばれいしょ、小麦、てんさい、豆などを輪作し、その中にだいこん栽培を組み込んでいます。
でも、私自身はだいこん90ha、ごぼう15ha、ながいも2haの野菜専業で経営しています。
それは、だいこんは他の畑作より防除を徹底的に行うので、だいこん栽培を畑作に組み込むより、だいこんだけを栽培したほうが、生育の障害になる菌の密度が少ない傾向があるためです。
もちろん連作の心配がありますので、だいこんとだいこんの間には緑肥を1作ないし2作植えるなどして、地力が回復するような工夫は怠りません。

病害防除にはユニフォーム粒剤を使用されているとお聞きしています。効果はいかがですか。

道下部会長

ユニフォーム粒剤は、殺菌効果が高く、白さび病とそれを原因とする品質低下を防ぎ、シミやあざのないだいこんができるため、積極的に使っています。
ワッカ症に効果が高いアミスター20フロアブルも数年前から使用していますが、だいこんは播種から芽が出るまでの間に品質が決まるため、播種の段階での防除がとても重要なのです。
その点でも、肌がきれいになる効果の高いユニフォーム粒剤を導入して本当によかったと思います。

どんなきっかけでユニフォーム粒剤を導入されたのですか。

道下部会長

部会の生産者が、春だいこんの品質低下に悩まされていたことでした。
何かいい対策はないだろうかと、悶々としていたのです。
ユニフォーム粒剤の評判を聞いて、試しにと7月に播種をする秋だいこんで使用したところ、目に見えて効果がありました。
ならば、春だいこんでも使ってみようと私たちも使い始めたのです。
ユニフォーム粒剤は、規定量をしっかり守って使用すると、殺菌効果が高く、コストパフォーマンスに優れた製品だと思います。

害虫対策には何をお使いですか。

道下部会長

播種時にはフォース粒剤が外せないですね。
キスジノミハムシやタネバエに効果があります。
特にこの地域はタネバエが多いので、しっかり入れて使っていますよ。
ユニフォーム粒剤やアミスター20フロアブル、フォース粒剤といった製品でしっかりと病害虫防除を行うなど、品質の良いだいこんを栽培することが私たちのテーマです。
これからも大正だいこんが多くの人に選ばれ、喜んでいただけるように、常に努力をしていきたいと考えています。

 

関連製品

殺虫剤「フォース粒剤
殺菌剤「アミスター20フロアブル
殺菌剤「ユニフォーム粒剤

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