「産地で聞いた!」イイ話

「50個検査」など厳しいルールで管理された鹿児島のオリジナルブランド「大将季」。

2017.11掲載


左よりJA鹿児島県経済連 農産事業部 肥料農薬課の髙﨑 聡さん、弊社 福岡支店 長沢慎太郎、JA鹿児島いずみ デコポン専門部会の長井正一前部会長、同JA 園芸農産事業部 果実課の道上耕平さん

その温暖な気候を活かして、不知火、紅甘夏など多彩なかんきつを手がけるJA鹿児島いずみ。
生産者の規模は果樹部会全体で342名、デコポン専門部会は305名にも及びます。
本格的に栽培を始めてから10年以上が経ち近年、知名度が向上しているブランドかんきつ「大将季」について、JA鹿児島いずみ園芸農産事業部果実課の道上耕平さん、同JAデコポン専門部会の長井正一前部会長にお話を伺いました。

「大将季」というブランドが人気だそうですね。

道上さん

「不知火(デコポン)」の枝変わりで、鹿児島県オリジナルの品種です。
当JA管内の作付面積は鹿児島で最大を誇ります。
果皮や果肉の色が従来の不知火よりも赤みが濃厚な橙色で、独特の香りをもち、糖度と酸度のバランスに優れているのが特長です。
おかげさまで、鹿児島、石川、東京の市場では3年前から「大将季」の知名度が上がってきました。

栽培ではどのような作業がポイントになりますか。

長井前部会長

栽培開始当初は、酸度が高く糖度が低い状態にあったので、いかに酸度を抑えて糖度を上げるかが課題でしたが、産地一体となった試行錯誤の末、現在の施肥体系、少量多回数灌水にたどり着きました
また、ポイントとしては、収穫後の樹勢回復が一番重要ですね。
ハウス栽培では12月から2月にかけて、適期適量の葉面散布、施肥、灌水が必要です。
さらに、「大将季」は通常のかんきつ以上に日照確保が大事であるほか、夏秋期の芽かきも欠かせない作業です。

ブランドを守るために厳しい検査を行っているとお聞きしました。

道上さん

「大将季」の収穫・出荷は、11月下旬から3月下旬まで続きます。
当JAでは、大将季の糖・酸度基準など品質を厳しく管理するために、「50個検査」と呼ばれる検査を収穫前に作型ごとで実施しています。
50個検査では、部会員さんの園地ごとに果実を50個持ち込んでもらい、それをJAが分析してデータを蓄積し、各園地の出荷時期をそのデータに基づいて決定します。

病害虫防除への取り組み、今後の目標などお聞かせください。

長井前部会長

私の園地では、アブラムシやコアオハナムグリなどを対象としてアクタラ顆粒水溶剤を、ミカンハモグリガやミカンサビダニなどを対象としてリーズン顆粒水和剤を使っています。
特にリーズン顆粒水和剤は、ハウスの「大将季」にも使用しており、残効が長いので安心感がありますね。
道上さん 「大将季」の出荷量は、鹿児島県全体でもまだ600トンほどですが、かんきつNo・1ブランドと言われるように、産地一体となって取り組んでいきたいと思っています。

 

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