「産地で聞いた!」イイ話

豊かな風土が育む高品質な高冷地野菜。南八甲田ブランドを守り抜くために。

2017.11掲載

遅い春の雪解けが大地を潤し、夏は“やませ(偏東風)”が冷涼な空気を運ぶ南八甲田山間部。
標高400~800mのこの地域は、高冷地野菜の産地として良質のだいこんやにんじんがとれることで知られています。
この南八甲田ブランドを守るべく、品質の維持に取り組んでいるのがJA津軽みらいの「南八甲田高原野菜生産組合」。
同組合長の谷川強さんとJA津軽みらい営農部の三浦正幹副調査役に、産地の概要と品質維持への取り組みについてお話を伺いました。

この地域では、なぜ高冷地野菜の栽培が盛んになったのですか?

三浦副調査役

昭和40年代に、ある漬物屋がだいこんの作付を農家に依頼したことがきっかけと言われています。
現在ではだいこん約4300トン、にんじん約1500トンを生産する産地となっており、東北から関東、中京エリアにまで出荷しています。
収穫量も限られていますので、水はけの良い土壌や寒暖差の大きい気候がもたらす食味のよさを維持できるよう、量より質にこだわっています。

品質を維持するうえで、心がけていることについてお聞かせください。

谷川組合長

緑肥を使いながら土づくりをして、なるべく病害虫が出ないように気を配っています。
私はにんじんをメインにつくっているのですが、そうやって土づくりをしても抑えられない病害虫がいくつかあります。
とくに困っているのがしみ腐病です。
これにかかると等級が下がり、10kgあたり100〜200円の減収になってしまう。
黒葉枯病やネキリムシも厄介ですね。

とくに問題になっているしみ腐病には、どのように対処されていますか?

谷川組合長

播種前日にユニフォーム粒剤を散布して、生育期に2回、アミスターオプティフロアブルを10aあたり200ℓ散布しています。
去年からこの体系で防除しているのですが、しみ腐病や黒葉枯病はしっかり抑えられていますね。
ネキリムシに対しては播種時にフォース粒剤を散布し、発生を未然に防ぐことができています。

産地を維持していくためのビジョンについてお聞かせください。

三浦副調査役

最大の課題は担い手の確保です。
生産組合には若手も数人おりますが将来への不安は否めません。
これからも南八甲田のブランドともいえる高冷地野菜を守っていけるよう、人材確保に注力していきたいと考えています。

 

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