「産地で聞いた!」イイ話

ミネラル豊富な赤土に育まれた高品質なばれいしょは島の宝物。

2018.10掲載


JAあまみ知名事業本部営農販売課の西田武彦さん(右)と、
生産者の中山博和さん(中央)、神田正征さん(左)

平成18年に、島嶼間の7JA(奄美、喜界町、徳之島、天城町、和泊町、知名町、与論町)が合併して誕生したJAあまみ。
鹿児島県の最南端に位置し、灼熱の太陽のもと、さとうきび、ばれいしょ、亜熱帯果樹などが生産されています。
今回スポットを当てるのは、沖永良部島および徳之島のばれいしょ。
双方が独自にブランド化しており、九州から関東まで広く流通しています。
同JAの知名事業本部(沖永良部島)と徳之島事業本部にお邪魔し、ブランド活性化への取り組みについて伺いました。

知名事業本部の概要についてお聞かせください。

JAあまみ西田さん

奄美群島の南方に位置する沖永良部島知名町を管内としており、組合員は約1800名おります。
沖永良部島は昔から農業が盛んで、とくに鉄砲ユリ、グラジオラス、ソリダゴ、電照菊などを栽培する〝花の島〞として有名です。
また、かつては奄美群島で唯一たばこを栽培する島としても知られていました。
それらと並行してばれいしょも古くから生産されており、沖永良部島のJAから出荷されるばれいしょは20年前から「春のささやき」という名でブランド化されています。

「春のささやき」の特徴について教えてください。

JAあまみ西田さん

主な品種はメークイン、ホッカイコガネ、アローワ、デジマ、ニシユタカで、知名事業本部管内の総面積は約278ha。
販路は九州全域から大阪、北は関東まで出荷しています。
奄美群島でとれるばれいしょに共通する特徴は、ミネラル豊富な赤土の恩恵により、肌がきめ細かく、もっちりとした食感になること。
煮くずれしにくく香りと歯ごたえがしっかりしているため、煮たり、炒めたり、すり下ろしたりと多彩な料理に応用できるのが人気です。

ばれいしょの栽培面で工夫されていることはありますか。

中山さん

海沿いに圃場があり強い潮風が当たると葉がなくなってしまうほか、病気の原因にもなるため、圃場には防風ネットが欠かせません
私は全部で6haにわたってばれいしょを栽培しているのですが、そのすべてに防風ネットを設営しています。
大きな杭を刺していく作業は体にこたえますが、高品質な春のささやきを維持するために私を含め全生産者が徹底しています。

問題になっている病害虫や、その防除についてお聞かせください。

神田さん

厄介なのは疫病、そうか病などですが、疫病に関してはリドミルゴールドMZを基幹とした体系処理が確立されており、現在はしっかりと防除できている状況です。
また、そうか病対策にはこれまで水和剤を使っていたのですが、混ぜる際の飛散が気になるので、液剤のセイビアーフロアブル20は、今後ぜひとも試してみたい薬剤ですね。

徳之島事業本部のプロフィールをお聞かせください。

JAあまみ叶課長

徳之島の徳之島町を管内としており、組合員数は約4500名。
さとうきび、園芸、畜産を中心とした複合経営が盛んで、地域の特色を生かした農業を推進しています。
ばれいしょは40年ほど前から栽培が始まり、現在、徳之島事業本部管内の作付面積は328ha、出荷量は6900トンにのぼります。

「春一番」という名でばれいしょをブランド化されていると伺いました。

JAあまみ稲富さん

東京の代々木公園と兵庫の尼崎で毎年「徳之島祭り」というイベントを開催し、島の文化や食を紹介しているのですが、そこで専用のブースを設けて大々的にブランドばれいしょ「春一番」をPRしています。
また、生産部会の女性部が関東や関西へ遠征し、大手スーパーなどで販売会を実施しています。

"安全・安心"への取り組みも積極的に推進されてらっしゃいますね。

JAあまみ叶課長

鹿児島県で「かごしまの農林水産物認証制度(KGAP)」を推進しており、JAあまみのばれいしょも平成22年に認証を取得しています。
さらに徳之島事業本部では独自にJGAPの認証も取得しており、市場、バイヤー、さらには消費者の方々へ安全・安心を提供しています。

ばれいしょの病害虫防除にはどのように取り組まれていますか。

JAあまみ稲富さん

問題になっているのはそうか病、疫病などです。
疫病は昔からずっと厄介な病気ですが、フォリオゴールドを使い始めてからは大きな被害が出ていません
この薬剤は効果だけでなく、調剤の際に溶けやすいので、その使いやすさも魅力です。

 

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