「産地で聞いた!」イイ話

当日収穫・当日洗浄を徹底し、新鮮なにんじんを消費者の食卓へ。

2018.10掲載


JAびほろ販売部青果課の平岡喬典さん(右)と、同JAびほろ人参生産組合の渡部裕好組合長(左)

美幌川の両岸に帯状の平野が広がる北海道美幌町。
夏場には30℃前後の高温に恵まれ、降水量も年600mm程度と比較的少ないことから、農業において最適な環境が整っています。
このエリアを管轄する「JAびほろ」の経営耕地面積は約9600ha。
麦、てんさい、ばれいしょを中心に、高品質な農産物を全国へ出荷しています。
そんなJAびほろで、近年とくに力を入れている作物がにんじん。
その品質維持への取り組みについて、JAびほろ販売部青果課の平岡喬典さん、同JAびほろ人参生産組合の渡部裕好組合長に伺います。

JAびほろ管内におけるにんじん栽培の概要をお聞かせください。

平岡さん

現在のびほろ人参生産組合の作付面積は約255haで、生産者戸数は83戸。
品種は「晩抽天翔」を中心に「ベータ312」「向陽2号」などを作付しています。
収穫は7月下旬から10月下旬まで続き、幅広い地域に出荷しています。

にんじんの選果場を大幅にリニューアルされたそうですね。

平岡さん

当JAでは全国の市場へ常に新鮮なにんじんを供給するため"当日収穫・当日洗浄"を徹底しており、収穫期にはにんじん用のハーベスターで収穫したにんじんが毎日選果場へと運ばれてきます。
昨年、新たに導入した設備のひとつが真空予冷庫です。
出荷前に真空予冷庫で芯温を下げておくことで、市場からも「棚持ちがよくなった」とご評価いただいています。
また、にんじんの体積や長根・短根をカメラで捉え、自動的に選別するシステムも導入しました。
さらに、トレーサビリティ確保のため出荷する箱に産地情報を組み込んだバーコードをライン上で印刷しているほか、サイズに応じた仕分け作業もロボットにより自動化されています。

組合長が、生産者として心がけていることはありますか。

渡部組合長

常に消費者目線を忘れないよう心がけています。
食を提供する立場としては消費者の口に入るまで責任を負うべきなのではないかと。
そのためにも、当日収穫・当日洗浄や真空予冷庫での予冷といった品質維持への取り組みはこれからも大切にしたいと考えています。

43歳という若さで組合長。先輩の組合員をまとめるのは大変なのでは。

渡部組合長

会議などでは、なるべく多くの方に発言していただけるよう働きかけています。
悩み事や困り事は胸にしまわず、ぜひ発表してくださいと。
課題を共有することで結束力を高め、自力で利益を生み出していける組合にしていくことが目標です。

栽培面で注意されていることがありましたらお聞かせください。

渡部組合長

土寄せ後は病気が出やすいので、組合員にも土寄せ前と収穫の1カ月前にはアミスターオプティフロアブルを推奨しています。
また、最近はしみ腐病も増えてきたので、ユニフォーム粒剤にも期待していますよ。

 

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