「産地で聞いた!」イイ話

有機質で根菜類の土づくりにこだわる。食味・外観重視でリピーターの確保へ。

2018.10掲載

JA十和田おいらせは、青森県内で野菜販売額最大の産地です。
そんな野菜の大産地の中のももいし支店管内で、だいこん23ha、にんじん8ha、ごぼう8ha、ながいも3haを手がけ、6次産業化にも乗り出したのが、伸び盛りの生産法人 株式会社マルタケ。
昨年に法人化し、JA、市場、スーパー、加工会社などを取引先として、現在はアルバイトなどを含め総勢16名で運営されています。
このコーナーでは、だいこん、にんじんといった同社の根菜類への取り組みについて、竹ヶ原正克代表取締役社長にお話を伺いました。

まず、メインのだいこんについて、そのこだわりを教えてください。

竹ヶ原社長

春、夏、秋冬のだいこんをシーズン中、安定供給することが大前提ですが、うちでは食味と外観を重視しています。
食味は甘みがあってみずみずしいもの、外観は肌がきれいでつやのあるもの。
いいものをつくって、しっかり選別を行えばお客さんは必ずリピーターになってくれますからね。

だいこんの栽培のポイントについてはいかがでしょうか。

竹ヶ原社長

適期防除、適期収獲はもちろんですが、根菜類のポイントはやはり土づくり。
毎年、圃場を変えて土壌診断した結果に基づいて施肥量や配合を変えているんです。
春だいこんは化成肥料を使いますが、夏と秋冬だいこんは菌体資材に切り替えて10aあたり100kgほどを投入します。
気温が高いと肥料成分を急激に吸い上げて、だいこんの割れなどにつながりますからね。
また、微量要素は棚持ちやうまみに影響するので使うようにしていますが、液体にしたり粒剤にしたり成分を変えたり圃場にあったものを毎年試行錯誤しています。

にんじんは、以前に比べてA品率がアップしたそうですね。

竹ヶ原社長

2年間の試験を経て昨年から、にんじんにユニフォーム粒剤を全面的に導入しました。
しみ腐病がかなり少なくなって肌がきれいになり、棚持ちもよくなったんです。
特に去年はA品率が高く、以前より3割アップして9割にも及びました
ドリフトがないのも使いやすいし、収益も3割ほど向上したので導入して本当に良かったです。
また、にんじんもだいこんもフォース粒剤を播種時に使っていますが、にんじんのネキリムシ、だいこんのキスジノミハムシを抑えるためには必須の剤だと思います。

今後はどのようなことに取り組む予定ですか。

竹ヶ原社長

企業としてはやはり通年で仕事があるようにして、年間の波をできるだけなだらかにしないといけません。
冬場の作業ボリュームをさらに厚くするために、現在、カットごぼうの加工・冷蔵所を建設中です。
こうした6次産業化への取り組みも、今後ますます力を入れて契約栽培を増やしていきたいと思います。

 

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