「産地で聞いた!」イイ話

豪雪によるハウス被害を乗り越え、群馬県内で最も早く農業再開を果たす。

2018.10掲載

4年前の記録的な豪雪によるハウス倒壊の大規模な被害を乗り越え、昨年は当時よりも4億円売り上げを伸ばし、14億円という販売高を記録するまでに産地復興を果たしたJAにったみどり管内。
他の産地が復興に時間がかかる中、いち早く出荷体制を立て直した同JAはどのように復興を遂げたのでしょうか。
ハウス再建の現場をけん引したなす農家のリーダーであるJAにったみどりなす部会の岩﨑康博さんにお話を伺いました。

豪雪被害のときは大変なご苦労をされたとお聞きしました。

岩﨑さん

平成26年の2月にJA管内の半分以上のハウスが倒壊してしまいました。
職人の数が足りないので、なす農家の仲間10人に声をかけ、片っ端から解体することにしたんです。
私は以前自分のハウスの施工経験があったので陣頭指揮をとってハウス再建に取り組み、最初の1年で200棟のハウスを建てました。
私自身のハウスは、被害の年の12月には建て終り、翌年からなすの定植ができるようにしたんです。

JAにったみどり管内は、県内で一番早く営農を再開されたそうですね。

岩﨑さん

JAにったみどりでは、組合員が一日でも早く作付けができるようにハウスの再建を最優先に考え、すぐに行動に移し関係機関と連携したんです。
だから、部品調達が早めに手配でき、結果的に他のJAよりも早く農業を再開することができました。
私たち組合員もJAには感謝の気持ちでいっぱいです。

なすのハウス栽培では、何がポイントになりますか。

岩﨑さん

通常は1本の台木に対して4本の枝を仕立てますが、私の場合、5〜6本の枝を仕立てて収量を増やしていくスタイルを採用しており、追肥は早期に多めに施用したり、少量多灌水を心がけるなど工夫を重ねています。
収穫ピークの多い日には40aで1日80箱(640キロ)を出荷するので、シーズンを通すと単収は9トンに及びます。

今年はじめてミネクトデュオ粒剤を導入されたそうですが、印象はいかがですか。

岩﨑さん

定植するまでの苗の防除は重要です。
ミナミキイロアザミウマの幼虫はポット苗の土に潜るので、上から散布する薬剤だと効果が出ないけど、ミネクトデュオ粒剤は効果が高いし、散布ムラの問題もありません
また、コナジラミも同時防除できるから、以前と比べて、苗時期の薬剤数や散布回数が減りましたね
また、アグリメックは天敵導入前のナミハダニ密度低下のために使っています。

今後の取り組みについてはいかがでしょうか。

岩﨑さん

当産地の考え方としては、なすを基軸として、単収重視の農業で組合員の農業所得増大につなげていくというコンセプトです。
義理の息子が後継者として就農してくれたし、今後も地域全体の後継者の育成を考えつつ、地域に貢献していきたいと思います。

 

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