「産地で聞いた!」イイ話

ケイ酸石灰肥料や自家製堆肥を投入。高品質なオリジナルブランド米で勝負する。

2019.5掲載

標高が高く寒暖差が大きいことなどからお米の品質が高いことで知られる、大分県玖珠町。
全国食味ランキングで3年連続「特A」受賞、平成天皇即位の大嘗祭の献上米に選ばれるなど、市場での評価も折り紙つきです。
その栽培のこだわりやブランド化など、水稲作への取り組みについて、農業資材・米穀集荷を手がける株式会社タカモト玖珠支店の森朝弘さん、有限会社小田アグリファームの武石仁和さんにお話を伺いました。

管内では「つや姫」の作付を増やそうという機運が盛り上がっているそうですね。

森さん

5年前、長雨と低温の影響で2年続けて「ひとめぼれ」の圃場にいもち病が大発生し、あちこちで減収被害がありました。
「こりゃ、なんとかせにゃいかん」という声を受け、10年ほど前から山形県の認可を得て作付をはじめた、いもち病に強い品種「つや姫」にスポットを当てたんです。
現在では私どもの管内で86名、70haの規模まで作付が増加しました。
今後も「つや姫」を玖珠町の新しいブランドとして拡販していきたいと考えています。

玖珠町の小田地区は、とりわけお米の品質が高いとお聞きしました。

武石さん

うちのファームでは、ヒノヒカリ、ひとめぼれ、つや姫などの水稲を10haほど作付しています。
山系の清らかな水を使用し、標高350mほどに位置する圃場は登熟期に昼夜の寒暖差があり、食味の高いお米が育つ環境が整っているんです。
また、地域の生産者の作業受託も行っており、主に田植え、稲刈り、乾燥・調製を受託しています。
昔から小田地区の米は美味しいと評価が高く、周辺の生産者の作業をサポートする受け皿としても、非常にやりがいを感じています。

ファームオリジナルのブランドをお持ちだそうですね。

武石さん

10年ほど前に「御宝米」というブランドで商標登録しました。
品種別に、ひとめぼれは「御宝娘」、ヒノヒカリは「御宝息子」というネーミングで販売しており、乾燥・調整まで受託した生産者のお米は、うちのブランドを無料で使用してもらっています。

栽培のこだわりについてお聞かせください。

武石さん

2~3月に、土壌改良剤としてのケイ酸石灰肥料や、もみ殻を混ぜた自家製堆肥を投入しています。
ケイ酸石灰肥料は、稲の茎を太くし、もみ殻を厚くする効果があり、食味向上や倒伏軽減に作用するので、作業受託する生産者の方にもすすめています。

新しい体系処理で水田除草が効率化したそうですね。

武石さん

3年前から慣行栽培米の圃場で、田植え後3日以内にエリジャン乳剤、田植え1~2週間後にアクシズMX1キロ粒剤(以下、アクシズMX)の体系処理を導入しました。
こちらの田植え時期は6月上旬なので、除草時期は梅雨のシーズン。
でも、アクシズMXはノビエ4葉期まで使えるので、雨の日が続いても梅雨の晴れ間まで散布を待てるのがメリットです。
ノビエ以外にもホタルイなど水田雑草全体がすごく減りました。
それから、エリジャン乳剤は、低コストで効果が高いですね。
うちで作業受託している生産者の方の圃場はいつもコンバインが詰まるぐらいヒエがひどかったのに、エリジャン乳剤を導入してからは「ヒエが1本もなくなった!」とびっくりされていました。
エリジャン乳剤は、ノビエ1葉ぐらいであれば完璧に除草できる初期剤。
標高が高い地域は雑草がダラダラと発生するので、エリジャン乳剤でいったん雑草をリセットし、葉齢が揃った雑草をアクシズMXでたたくことができるので非常に相乗効果が高いと思います。

今後の目標についてはいかがでしょうか。

武石さん

自分のお金儲けのためではなく、地域の生産者の方々の手元にちゃんと収益が残るような手助けを、作業受託を通じてやっていきたい
若い就農者がもっと増えるように、地域の活性化に貢献したいですね。

 

関連製品

除草剤「エリジャン乳剤
除草剤「アクシズMX1キロ粒剤

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