「産地で聞いた!」イイ話

総勢40名で、150haの圃場を管理し、年々規模拡大する若き農業集団。

2019.05掲載

砂むし温泉で有名な鹿児島県薩摩半島の最南端、指宿市。
平成24年に設立された株式会社指宿やさいの王国は、ここ指宿市でスタッフ総勢40名が野菜生産に取り組む生産法人です。
主にカット野菜の加工工場向けレタスやキャベツを生産。
結球レタス46ha、非結球レタス24ha、キャベツ50haなど総作付面積は150haに及びます。
同社のGAP責任者有馬亮さんに、メイン品目レタスへの取り組みについてお話を伺いました。

法人化された経緯についてお聞かせください。

有馬さん

もともとは、弊社の代表がこの地域で盛んなそらまめやオクラの集荷業者をしておりましたが、十数年前に野菜の生産へとシフトしました。
以来、加工・業務用野菜をメインに農業経営を進め、7年前の法人化以降はレタス、キャベツを主軸に毎年規模拡大を続けています。

加工・業務用野菜の生産では、どのようなメリットやご苦労がありますか。

有馬さん

契約栽培ですので利益を見通すことができるのが一番大きなメリットですね。
安定的な出荷と物量が求められるので、育苗、定植、栽培管理、防除、収穫といった作業を分担制で行い、日本人19名、フィリピン・ベトナムの外国人実習生21名の総勢40名の若き農業集団として運営しています。
カット野菜用のレタスは、青果向けと違って外葉をむいてから出荷するんですが、葉が固く締まっていると加工工場の方でむきにくいからクレームになる。
だから、葉が固くしまりにくい品種を選定したり、前作の残肥によって葉が固くなりやすい圃場を避けるなど、気を使う部分も多いんです。

レタスづくりのポイントについてお聞かせください。

有馬さん

基本的には「苗半作」で、いい苗に仕立てることが重要です。
ポイントは適期の病害虫防除などの重要な部分はしっかりおさえ、過剰な栽培管理はしないこと
灌水をしずぎると苗がうまく伸びないし、液肥もやりすぎると病気や徒長の原因になる。
こまめな観察は必要ですが、過保護にすると健全に育ちません。
また、弊社では油粕や魚粕などを活用した独自の有機肥料を活用したり、通常の2倍の緑肥をすき込むなど土壌の有機物量の維持や土壌物性の改善にも取り組んでいます。

GAP認証への取り組みにも積極的だそうですね。

有馬さん

加工工場などの取引先から、安全・安心の第三者認証の取得が求められるので、レタスとキャベツでは鹿児島県の認証制度である「K-GAP」の認証を毎年更新しています。
施肥、管理作業、防除など細かな記録が求められますが、カット野菜工場やファストフードチェーンなどとの取引では、第三者認証が必須になりつつありますからね。
今後はGLOBALG.A.P.の認証取得にも取り組んでいきます。

レタスの害虫防除にミネクトデュオ粒剤を導入されたとお聞きしました。

有馬さん

効果が高いという評判は聞いていたので、昨年の10月に導入し、秋冬播きレタスの播種時に播種同時施薬機で処理しました。
いちばんメリットを感じたのは残効の長さです。
以前は育苗期間の25~40日の間1~2回殺虫剤を使用していましたが、ミネクトデュオ粒剤は育苗期間中、アブラムシやオオタバコガをよく抑えてくれ、1回も殺虫剤を使わずに済みました
おかげで、育苗用の農薬庫には殺菌剤しか保管していません(笑)。
また、作業効率の面でも、播種と同時に行える利便性、播種同時施薬機により散布ムラが解消するなどのメリットも見逃せません。
今までは害虫に応じて何種類かの殺虫剤を混用していましたが、ミネクトデュオ粒剤は幅広い害虫に適用があるので、1剤で済んで助かります。
そのほかにも、定植後のべと病予防効果が高いレーバスフロアブル、結球後には菌核病をしっかり抑えてくれるアミスター20フロアブルなども使いやすい薬剤ですね。
今年の秋冬播きレタスでもこれらを積極的に活用し、高品質で安定したレタス生産をめざします。

 

関連製品

殺虫剤「ミネクトデュオ粒剤
殺菌剤「アミスター20フロアブル
殺菌剤「レーバスフロアブル

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